IPSC(International Practical Shooting Confederation:国際実践射撃連盟)は、1976年に設立された世界最大の実践射撃競技統括団体で、競技ルールの策定や普及・推進を行っています。
世界100カ国以上で親しまれており、日本国内でもエアソフトガンを使ったアクションエア(Action Air)競技を中心に競技人口が広がっています。
理念
IPSCの理念は「DVC」——Diligentia(正確性)、Vis(威力)、Celeritas(速さ)というラテン語の頭文字に由来します。IPSCは、この3つの要素をいかに高いレベルでバランスさせられるかを競うスポーツです。複数のターゲットが配置された「ステージ」を、厳格な安全規則を守りながら、どれだけ正確かつ迅速にクリアできるかが問われます。
精度とスピードの両立
IPSC競技で問われるのは「いかに速いか」ではなく、「正確性と速さをいかに高いレベルでバランスさせられるか」です。闇雲に速く撃つだけでは勝てず、精度を欠けば得点を落とし、逆に慎重になりすぎればタイムで後れを取ります。この絶妙なせめぎ合いこそが、IPSCの奥深いところです。
毎回変わる「ステージ」という即興のパズル

IPSC競技は、複数のターゲットや障害物が配置された「ステージ」を攻略する競技です。ステージは大会ごとに異なるレイアウトで設計されており、同じ状況は二度とありません。競技者はステージブリーフィングの後、「ウォークスルー」と呼ばれる数分間の下見時間を得られます。この時間を使ってステージを観察し、「どの順番でターゲットを撃つか」「どの経路で進むか」といった計画を立てて挑みます。限られた時間で最適なプランを探る、頭脳戦の要素も大きい競技です。競技者によってまったく異なるプランになることもあり、そうした発想の違いも魅力の一つです。
射撃力・体力・精神力 —— 総合力が試されるスポーツ
IPSCは射撃技術に加え、体力・精神力のすべてが試される、数ある射撃競技の中でも屈指の総合力が求められるスポーツです。プレッシャーのかかる中で冷静にステージを攻略していく経験は、射撃という枠を超えた達成感を与えてくれます。
エアソフトガンを使うAction Air部門
IPSC Action Air(エアソフトガン部門)であれば、日本のような実銃の所持が難しい国でも実践射撃の面白さを味わえます。世界的にもアジア圏やヨーロッパ圏を中心にAction Air部門の規模は拡大しており、世界大会も開催されています。
DVC IGNITIONでは、この競技の技術面はもちろん、仲間と刺激し合いながら成長できるコミュニティとしての魅力もぜひ体感していただきたいと考えています。